新しい統一通貨ユーロ
1999年に新しい通貨が誕生しました。ヨーロッパの11カ国の通貨を統合した「ユーロ」のスタートです。
ユーロ(EUR)は、欧州連合25カ国中12カ国が公式に採用している単一通貨です(2006年5月15日現在)。基本通貨単位はユーロであり、そのほかに補助通貨単位としてセントがある。1ユーロは100ユーロ・セントに相当しています。
ユーロには、紙幣と硬貨がある。硬貨の基本的なデザインは各国共通だが、裏面は各国が独自にデザインをしています。なおユーロ導入によりそれまでの各国の通貨は現在は通用しない。
Euro と書いて英語ではユーロ、フランス語・オランダ語ではウロ、イタリア語・スペイン語・ポルトガル語ではエウロ、ドイツ語ではオイロ、ギリシア語・ロシア語ではエヴロと発音する。日本語では、現地の発音にかかわらずユーロと表記される。
各言語で複数形を取るかどうかは言語により、また言語によっては状況による。たとえば通常イタリア語では語尾の母音交代で複数を表す(1エウロ、2エウリ、3エウリ・・・となるはずである)が、実際には語形変化しない。
ユーロは、ヨーロッパ中央銀行と各国の中央銀行から構成される、ヨーロッパ中央銀行システムが管理している。構成メンバのうち、ヨーロッパ中央銀行だけが金融政策を策定することができる。各国の中央銀行は、紙幣や硬貨の印刷、鋳造、流通を行い、決済システムを運営する。
公式にユーロに参加しているのは、オーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシア、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ポルトガル、スペインの12カ国である(2006年5月15日現在)。これらの国々は、しばしばユーロ圏と称される。
2004年のEU拡大によってEUに加盟した10カ国は、条件が整い次第ユーロへの参加が許されます。
来年の2007年1月にスロベニアへユーロを導入する事が欧州委員会にて決定されました。同時に導入を申請していたリトアニアについては高インフレ率を理由に見送られています。
モナコ、サンマリノ、バチカンは、ユーロのメンバーとして公式に参加していないのですが、ユーロを通貨としています。これらの国々は、ユーロを使用するにあたり、EU参加国(モナコはフランス、その他はイタリア)と条約を結んでおり、欧州議会の承認も得ている。
アンドラは、以前はフランスとスペインの通貨を採用していた。現在はフランス、スペインと条約を結んで、通貨としてユーロを使用している。
モンテネグロとセルビアのコソボ自治州では、かつてドイツマルクを通貨として使用していたが、現在ではユーロを使用している。イギリスとスウェーデン、デンマークは2006年現在もユーロを使用せず、自国のイギリス・ポンド、クローナを用いている。この三国は、ユーロ圏外です。
ユーロの為替相場は1999年のスタートしてから、2000年には大きく下落しました。このユーロの統合は、欧州経済圏で重要な役割を果たす英国が不参加となったことや、成長率や経済格差のある国をひとつの経済圏にまとめることでひずみが生じたと思われます。
それから2002年1月に紙幣の流通が始まり、本格的に「国境のない経済交流」がスタートしました。
ユーロを構成する各国の経済力がまちまちですね。景気の良い悪いを判断するのにどうすればよいのでしょう?ひとつの目安としてユーロ圈ではその中央銀行である欧州中央銀行(ECB)が発表するユーロ圈の経済力を総合した経済指標を発表していますのでこの、ユーロ圏のGDPや物価指数を参考に判断材料とするトレーダーの方もおられます。
ユーロに不参加の英国やスウェーデン、デンマークなどの国が将来的に参加、または不参加のままかは未知数ですね。